こんにちは、tori1031です。 今回は再読本です。
- 作者: J.K.ローリング,J.K.Rowling,松岡佑子
- 出版社/メーカー: 静山社
- 発売日: 2002/10/23
- メディア: ハードカバー
- 購入: 1人 クリック: 28回
- この商品を含むブログ (159件) を見る
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
J.K.ローリング
(訳 : 松岡祐子)
百年ぶりの三大魔法学校対抗試合、立候補していないハリーが何者かの陰謀でそれに参加することになり、危険な課題に挑戦する。
いつも通りの授業風景や新しい登場人物、友情にヒビが入ったり、恋愛感情が芽生えたり。
例のあの人、死喰い人の妙な動き…ペンシーブすごい欲しい。
ペット犬とかセールス魔ンとかカマボコ墓とか長い長い訳者あとがきとか色々とありますが、ちゃんと面白いです。(ちゃんと面白いって失礼ですけど)
面白いんですけど、読み直していてこう思いました。
一部の登場人物がものすごく面倒くさい、と。
マスゴミとかハリーとかロンとか。
マスゴミが面倒なのは仕方ないとして。
ハリーはロンに対して怒りすぎだし、ロンも拗ねすぎだと思いました。
ハリーの友達の少なさ(語弊がある)やロンのコンプレックスについては1巻から知らされているので気持ちは分かる気もしますが。
一番面倒くさかったのはハーマイオニーです。
いや、基本的にはいい子なんです。ハグリッドのこととか、ハリーの呪文の練習に夜遅くまでつきあってあげるとことか…
そんな彼女が善意でやっているとわかっていてもSPEW絡みは読んでいて疲れます。
「(略) 俺達は連中に会ってるが、連中は幸せなんだ。世界一いい仕事を持ってると思ってる――」
「それは、あの人たちが教育も受けていないし、洗脳されているからだわ!」
洗脳て。
「そいつは、ハーマイオニー、かえってあいつらのためにならねえ」
「ヒトの世話をするのは、連中の本能だ。それが好きなんだ。ええか?仕事を取り上げっちまったら、連中を不幸にするばっかしだし、給料を払うなんちゅうのは、侮辱もええとこだ」
「だけど、ハリーはドビーを自由にしたし、ドビーは有頂天だったじゃない!」
こんなかんじで、誰の意見でも全力で否定します。聞き入れません。
しかし彼女が変えようとしているのは常識や社会の仕組みなので、強固な意思が必要なのかもしれません。読んでいて疲れると感じたのは、私がそれほど強く何かを変えたいと思うことなく、流されてきたからかもしれません。
ただ、肝心の屋敷妖精に嫌がられているのに聞き入れないのはやっぱりやりすぎです。
これでは相手のために動いているのではなく、自己満足で動いていることになりますから。
これから読む人は文庫版のほうをおすすめします。
ハリー・ポッターと炎のゴブレット 4-1(静山社ペガサス文庫)
- 作者: J.K.ローリング,松岡佑子
- 出版社/メーカー: 静山社
- 発売日: 2014/07/15
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログを見る
ハリー・ポッターと炎のゴブレット 4-2(静山社ペガサス文庫)
- 作者: J.K.ローリング,松岡佑子
- 出版社/メーカー: 静山社
- 発売日: 2014/07/15
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログを見る
ハリー・ポッターと炎のゴブレット 4-3(静山社ペガサス文庫)
- 作者: J.K.ローリング,松岡佑子
- 出版社/メーカー: 静山社
- 発売日: 2014/07/15
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログを見る
翻訳の調整で少しは読みやすくなっているはずです。
ハグリッドの言うとおりだ。来るもんは来る……来たときに受けて立てばいいんだ。