こんばんは、tori1031です。 昔、金持ち父さんを読んでぼんやり残った記憶で思っているのが
家≒負債
というイメージです。
流石に学び直したほうが良いだろうということで、この本を読みました。
学校では教えてくれない! 一生役立つ「お金と住まい」の話 / 寺岡孝
- 作者: 寺岡孝
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2018/02/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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※ 以下度々出てくる"家"にはマンションも含まれます。
一番始めに
「初めに買った自宅に生涯住み続ける」
この常識を捨てましょう。
著者が家を買うことを勧める一番の理由
(職業は置いといて…)
自分の家を持つのはとても楽しいこと
そんな素敵な家を負債にしないために、著者はマイホーム投資を提唱します。
マイホーム投資とは、
- 資産になる家を買う
- 安く売って高く買う
- 何度も買い換える
「家を何度も買い換えるなんて…そんなお金ないよ…」て思います。 ですが、
- 家を持っていると税で優遇されるので支出が減る
- 現在低金利な住宅ローンをうまく使う
- 良い保険を利用する
- 買い替え時に売却する
ことでうまく住み替えることが可能になるそうです。
住み替える?
家族が増えたり、減ったり、自身の健康状態が変わったり。
色々なことが変わる過程で、住みやすい家の広さや設備が変わってきます。
それに合わせて家を変えるほうが生きやすいです。
はじめに買った家に一生住むメリットは少ないです。
資産になる家とは
- 使用価値
- 希少価値
- 市場価値
これらの総合評価が高い家のこと。
ざっくりいうと、
使用価値は住んでいるときの満足度。
希少価値は立地条件のよさ。
市場価値は家の需要。
いくら需要が高くても、しばらく住むことになるので使用価値のことも考えて選ばないといけません。折角の高い買い物で不満が貯まるのはもったいないですから。
なので「総合評価」になります。
家の需要に関わるのは
- 公共交通機関等によるアクセスのよさ
- 買い物等 日常生活の便利さ
- 自然や騒音等 環境のよさ
- 災害・治安等 安全性
「資産価値のある家を買えば良いんだよ」と言われても、
環境の変化による資産価値の変動は予測しきれないと思います。
そこで著者は以下の点を調べることを推奨します。
- 再開発で整備された街
- 住みたい街、景観が良い街、など知名度と人気がある街
- 教育施設に恵まれた街
- 集客力のある施設がある街
逆に再開発の話が出なさそうな歴史ある地域もありとのこと。
景観を崩すような大規模な環境の変化が起こることがほぼないからです。
持ち家派vs賃貸派
それぞれにメリットはある、と言いつつ賃貸のデメリットが大きいことをアピールします。
やはりというかなんというか賃貸派がだいぶ不利に書かれています。
(けれどやはり先にチラッと出た税金のメリットは大きい…)
家を買うときに必要なこと
交渉・契約するときはワンクッション置く。
ワンクッションは人や時間。
- 説明の場に第三者を呼ぶ
- 契約書はその場でサインせず、持ち帰って熟読する
不動産投資に成功する人の共通点
- 手元に資金が潤沢にある
- 高収入
- 複数物件を所有する
- 物件の入れ替えをマメに行う
- 融資は1%以下の金利で受けている
物件の入れ替え~は、安く買って高く売る、損切りが出来るってことなんだと思います。
他
- 不動産投資する前に自宅を買うべき理由
- どう保険を選ぶべきか
- 年金など老後の話
- 税金の話
などなど、他にも有益な情報が盛りだくさんですが眠くなってきたのでここで終わります。
終わりに
賃貸のほうが良いと思っていたのですが、ちょっと揺れました。 …まあ、家族増える予定ないので「よ~し、パパ家買っちゃうぞ~」とはなりませんでしたが。
今すぐ家を買おうと思っている人には為になる本だと思います。