こんにちは、tori1031です。 バレンタイン売れ残りの安くなったチョコレートを買おうと思っています。
今日の本はSF短編集です。
闘技場―フレドリック・ブラウンコレクション (ボクラノSF)
- 作者: フレドリックブラウン,島田虎之介,Fredric Brown,星新一
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2009/02/25
- メディア: 単行本
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闘技場
フレドリック・ブラウン コレクション (訳 : 星新一)
SF短編が14話詰まっています。翻訳は星新一です。 表紙や挿絵の島田虎之介さんのアメコミ風?の絵についニヤリとしてしまいます。
以下あらすじや感想です。 異色作家短編集と一部被ります。被っているものには☆をつけておきます。
- 星ねずみ
そのねずみは生まれつきミッキーという名だったわけではない。
ロケット開発に取り組む変わり者の教授と、ミッキーと名づけられたねずみの話。 教授の小型ロケットが完成し、ミッキーはロケットに乗せられますが…
- みどりの星へ ☆
ただ、あの緑の世界に、もう一度だけ会いたくてたまらなかった。
褐色の平原、紫の空、赤い森と太陽…この星にはあの美しい緑色が無い。 男は相棒のドロシーとともに、こわれた宇宙艇の部品を5年は探索しています。
- 反抗
そのどえらい超能力は、とつぜん思いがけなく、どこからともなくラリー・スネルのものとなった。
確かにどえらい超能力です。
- 事件はなかった
「そうか、彼女は実在のほうだったのか」
殺人容疑で逮捕された男の不可解な言葉の意味とはいったい?
私は同じようなことがあったら自分は狂ったのだと思いそうです。
- 闘技場
強いほうが生き残る。それは原則でもあり、動かしようのない事実である。
宇宙にて地球人と異星人の軍隊が戦闘を開始しようとした瞬間、第三者が介入し、それぞれの種族から一人選んで敗者側を全滅させる闘技場が開かれました。
両軍ぶつかるより死者は減るんでしょうけど、第三者さん無茶言います。読んでる方は面白いですけど(鬼)
- 回答
コンピュータを沢山つないである質問をします。
- ノック ☆
「地球上で最後に残った男が、ただひとり部屋のなかに座っていた。すると、ドアにノックの音が……」
ホラーじゃなくてSFです。
- 人形芝居
アリゾナ州のチェリーベルに妙な訪問者が来ます。ロバとロバをひく老人、そしてロバにまたがる気味の悪い異星人。異星人の目的とは?
- 狂った星座
ある日突然、恒星が移動し始めますが学者たちにも理由はわかりません。
異色作家短編集の後書きでネタバレされているので、先に向こうを読む人は読まないようにしましょう。…知らずに読みたかったです。(読んだ人)
- 任務完了
ここにわがザンドール星人の望むような奴隷むきの生物がいてくれるといいんだがな
情け容赦という感情の無いザンドール星人が、生物のいそうな惑星に着きます。彼らは見つけた生物を捕獲し様々なデータを取りますが…
- おそるべき坊や ☆
手品好きのハービー坊やが両親とともに劇場に手品のショーを観に行きます。
ハービーはグッジョブだったんですけど、それだけに最後のあれが可哀想でした。
- ユーディの原理 ☆
一瞬のうちに口に出した作業を終わらせてくれる装置を発明した友人。彼は主人公へユーディがやったのだと説明しますが…
一瞬で物が動いているけど、摩擦で燃えるんじゃ?とか関係ないこと考えながら読んでいました。
- 不死鳥への手紙 ☆
ほぼ不老不死になってしまった男からの手紙。
- 終
時間はひとつの場といえる。
この短編集の中で一番短いです。
SF好きには嬉しい一冊だと思います。