本の虫もどきは働きたくない

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【ふつくしい】日本刀図鑑【とうらぶ刀有】

こんさにこんばんは、tori1031です。

今回は刀の写真がたくさんの本です。

日本刀図鑑 / 宝島社

日本刀図鑑 (別冊宝島 2346)

日本刀図鑑 (別冊宝島 2346)

図書館の貸し出し期日まで写真ばっか眺めていた結果、未読破です。
日にちを明けてもう一度借ります…それで追記します… 12/13 読破したので追記しました。

目次

  • Chapter1 名物刀剣~時代を超えて愛される刀
  • Chapter2-1 名刀列伝 225~日本刀千年の歴史
  • Chapter2-2 名刀列伝 225~日本刀鑑賞
  • Chapter3 初心者でもわかる日本刀教室

感想・メモ

Chapter1 名物刀剣~時代を超えて愛される刀

// 前回書いていた感想ここから

刃の写真背景は黒が映えますね。でも白背景が多かったのが少し残念でした。
刀ごとに説明文入れてたし仕方ないのはわかるんですけど、そこは写真重視でも良かったのでは。

あと刀はもっと大きい写真で見たかったです。けど、ページ数と刀の数見ると仕方ないのかな。

御手杵の穂先の拡大写真欲しかったなあ…
他の三名槍には梵字とか龍とか彫ってあるから拡大されていたんだろうけど、ならせめて鞘の拡大とかですね、
いや、レプリカだから必要ないって判断なのかもしれないけども。ううむ。

個人的にふつくしい…と思ったのは「鬼丸」と「牛切丸」でした。
ジョジョの某刀は牛切らない丸か

// ここまで

へし切長谷部の逸話は「箪笥と茶坊主の隙間に刀を差し込んで押し切った」が正しかったと思うんですけど、「箪笥ごと押し切った」との説明でした。ううん。

Chapter2-1 名刀列伝 225~日本刀千年の歴史

日本刀と聞いてぱっと思い浮かぶ、反りや刃文のある刀になるまでのまっすぐな刀剣を「上古刀」と呼びます。
刀には武器として扱う以外にも神への捧げ物だったり、装飾を凝らした美術品だったりしてきました。
反りがつくようになったのは6~8世紀ではないかとのこと。

日本刀の特徴で区切った上記の時代ごとに説明があります。 その合間に豆知識の詰まったコラムや、哲学者や武術研究家へのインタビュー記事が載っています。

Chapter2-2 名刀列伝 225~日本刀鑑賞

景秀や国重など、20振もの刀が全長と刃の一部を拡大した写真つきで説明されています。
拡大されたことによって地鉄や刃文がよく見えます。
刃の一部拡大は最初のページからやってくれればよかったのに
説明文にはその刀の刀工(集団)や特徴について書かれています。

Chapter3 初心者でもわかる日本刀教室

  • Ⅰ 刀姿と反りの時代による遷移
  • Ⅱ 鎬と棟のカタチ
  • Ⅲ 鋒のカタチ
  • Ⅳ 手に持つ茎、茎に切られる銘
  • Ⅴ 刃文の種類
  • 地鉄は鉄表面の文様や色
  • Ⅶ 沸と匂が輝く

拵を柄の装飾だと誤解していたレベルの人間にはありがたい説明コーナーです。何故柄と間違えたのか
図や写真を混じえての説明がされています。

Chapter3の後には刀工たちがどの辺りにいたかが分かる地図を挟み、日本刀の販売ページで終わります。
注文受付は2015年9月30日までだったので買えませんが、日本刀って270万で買えたんですね…。


刀剣乱舞実装済・実装予定刀の写真 (2016/11/13時点)

元々日本刀は本当に好きだった(審議拒否)ので借りてきましたが、
まあこれ調べたかったのもあります。

…刀が使い手を選ぶ方のブラウザゲームでも調べたい

※漏れ・表記ミスありそうです
 一応刀種ごと・五十音順です

刀の名前が並んでいるときは左がゲーム表記、右が本での表記です。

実装済

  • 厚藤四郎
  • 五虎退
  • 平野藤四郎

  • にっかり青江

  • 鯰尾藤四郎(写真原寸大)
  • 骨喰藤四郎
  • 堀川国広(?)
  • 物吉貞宗

  • 歌仙兼定

  • 長曽祢虎徹
  • へし切長谷部
  • 鳴狐(写真原寸大)
  • 宗三左文字 / 義元左文字
  • 陸奥守吉行

  • 同田貫正国

  • 和泉守兼定

  • 明石国行

  • 小狐丸
  • 獅子王
  • 膝丸
  • 髭切 / 鬼切

  • 一期一振

  • 鶯丸
  • 江雪左文字
  • 鶴丸

  • 三日月宗近

  • 石切丸

  • 御手杵

  • 蜻蛉切
  • 日本号

堀川国広は同刀工の別刃だったと思います

実装待

  • 大平包
  • 村正(?)

村正は同刀工の別刃だったかも…

要確認
  • 後藤藤四郎
  • 信濃藤四郎
  • 包丁藤四郎
  • ソハヤノツルギ
  • 大典太光世
  • 亀甲貞宗

以下雑談

三名槍見に行くことにしました。
11月に蜻蛉切、
12月2月か5月に御手杵、
1月に日本号 の予定です。

また、黒田官兵衛関連の刀 1月にへし切長谷部、 2月に日光一文字 を見に行こうとも思っています。

レポとか書けるといいなあ…

蜻蛉切見に行きました。 へし切長谷部と日本号は見に行っています。ほかは行けていません…。

追記(11/13)

うちの本丸にはおでんと醤油がいません。

【パイロット万年筆】カスタム98【かっこかわいい】

こんばんは、tori1031です。

今回は以前書くと言っていた万年筆記事です。
近いうちとは一体…

…気にしたら負けです。

紹介するのはカスタム98です。
税抜き価格で10000円、春に地元商店街の文房具屋で購入したら一割引でした。
…この頃はAmazonで買ったほうが三割引で安かったです。くっ…。

パイロット三兄弟

大きさ比較に

  • 定規
  • petit2(旧)
  • kakuno

と並べて写真を撮ってみました。 見た目はスタンダードなこれぞ万年筆といった黒くて凛々しいフォルムですが、丸みを帯びた小ぶりなところには可愛らしさも感じます。

カスタム98

持ち方がおかしいのは、このときはこれが正しいと思っていたせいです。
かといって新しく撮り直すのも面倒だったのでこのまま載せています。

私の手は、二十代前半の男性を四十人集めたとき、二番目に小さいくらいの大きさです。 …参考にならないなあ。

この長さだとキャップ嵌めた方が書きやすいです。重さも増すので。

カスタム98ペン先

ペン先は14Kでこんな感じです。…一番よく撮れたやつです。
EF(極細)を選びました。
お店でもらったインク差していたときは書きづらかったんですが(後述)、 カートリッジ差し替えてからは、細いのに気持ちいいくらいインクがヌラヌラ出てきて書きやすいです。

カスタム98

金ペン特有の柔らかさは、よくわかってないです…。他の万年筆はkakunoしか持ってないあげく、その書き味に満足してた口なので…。 M(中)以上じゃないとわからないという意見もあった気が…真相はいかに。

持ち方の問題なのか、ペン先の問題なのか…左にひねって書かないとインクが出てこないときがあります。 一度ペンクリニックに行って診てもらいたいところです。

パイロットブルーインク(熟)

お店でもらった、かつ購入後勝手に差されたカートリッジの予備です。
すごく…濃いです。そりゃ書きづらくもなりますわ。 好みの色を目指してインク濃縮させてから使う人を見かけますが、そんな人に差し上げたいレベルです。


レビュー…といっていいのでしょうか。
普段文房具ブログ嬉々として読んでいるのに、いざとなるとうまくいきませんね。
普段の記事もうまくいっていない?知ってた。

201903
追記:廃盤したってマジですか…?あっ、在庫限り…あっ……。
ザ・定番品って見た目なのに、小さくて可愛いカスタム98を今後も大切にしていくことをここに誓います。

【原料不明】ブラックジュース【奇想コレクション】

こんにちは、tori1031です。

一ヶ月前に始めた某ブラウザゲームで、日本号追い回していたらすっかり更新期間が空いてしまいました。 今は小判集めてます

今日はタイトルに「なにそれ不味そう」と釣られて惹かれて借りたこの本を。

ブラックジュース / マーゴ・ラナガン

ブラックジュース (奇想コレクション)

ブラックジュース (奇想コレクション)

「ブラックシュース」は「沈んでいく姉さんを送る歌」からきているのかと思っていたのですが全然違いました。

色の名前の付けて短篇集を出すために、改めて考えてつけられていたようです。
因みに他の短篇集は、一作目が「白い時間」で三作目が「赤いスパイス」だそうです。(雑訳)

目次

  • 沈んでいく姉さんを送る歌
  • わが旦那様
  • 赤鼻の日
  • 愛しいピピット
  • 大勢の家
  • 融通のきかない花嫁
  • 俗世の働き手
  • 無窮の光
  • ヨウリンイン
  • 春の儀式

各短編 あらすじ・感想

沈んでいく姉さんを送る歌

殺人の罪でタールの湖に沈められることになった主人公の姉。
ゆっくりと、しかし確実に、彼女が完全に沈む最期の瞬間まで主人公達家族が傍にいました。

表紙の絵はこの話からのようです。絵では可愛らしく描いてあるけど実際おそろしい処刑方法です。 ダンロンのおしおきにありそう

最期一緒に過ごさなかった方が心の傷は浅く済んだのかなと思うものの、一緒にいられる最後の機会を放棄する人はいないよなあとも思ってしまいました。
どっちにせよ辛い。

わが旦那様

旦那様に仕える従者視点の話。
旦那様は城から抜け出した奥様を追って馬をとばしになられている。
はしたない奥様をきっと旦那様はお怒りになるだろう。追いついて、剣を抜くに違いない。

旦那様ェ…いや寛大?なのは良い事なんですけども。なんですけども。

赤鼻の日

相棒のリストの元、レンタルの美しい銃を使い、主人公は照準器越しに赤鼻の道化師たちを次々仕留めます。

道化師は忌み嫌われているようですが、何故かははっきりしないままばっさばっさ殺されていきます。 でも道化師って化粧のせいなのか動きのせいなのか、なんだか怖いですよね。
某ファストフード店の彼もMAD動画見るまで苦手でしたし。

主人公達も謎なんだよなあ。

愛しいピピット

動物園?で育てられている象視点の話。(施設が何だったか忘れました…)
彼女達の飼育係の中に、ピピットという名の優しい人間がいました。
彼女達はピピットのことが大好きでしたが、ある日突然どこかへ連れ去られてしまいました。
ピピットに再び出会うべく、彼女達は檻から出て、外の世界へピピットを探しに向かいます。

象かわいい。
しかしピピットは一体何をしたのでしょうか。

盲信は楽なんですけど、文字通り見えなくなっちゃうのが難点ですね。
スナフキンも「崇拝は自由を失う」的なこと言っていましたし、信じるときは思考停止しない程度にしたいですね。

大勢の家

<詩人>は「三人の家」を棚から下ろし、まだ幼い主人公に話し始めます。 ―ここにはアンネ、ロブレー、ヴィルジャストラマラタンが暮らしている。

<詩人>のもとで素朴な生活をしていた主人公は成長し、<詩人>から離れた外の世界を知っていきます。そこで「大勢の家」に触れます。

<詩人>苦手です。選択肢を取り上げておいて最後にあの対応だもんなあ。

現状に疑問を持ち、行動に移した主人公は立派だと思いました。
家族置いていったりもしましたが、家族だからって全部背負う義務もなければ自由を奪われる必要もないと思うのです。

融通のきかない花嫁

念願の花嫁になった女性が想定外の事態に合ってもしきたりを貫こうとする話。
―折角の靴が汚れたって、教会に遅れそうになったって、平常心を保ちルール通り行動しなくては。

折れろ。心とか信念とか折れてしまえ。

…つい過激な発言が。いやそう思わずにはいられないほど彼女は融通がきかないんですよ。
でも学校まで行って(多分)一度きりのチャンスだったわけですし多少は仕方ないかな…でもなあ。

バランス大事に。

俗世の働き手

今にも死にそうな祖母のために天使を連れてくるよう祖父に言われた少年の話。
彼はかつて見た天使のことを思い出し、どうにか天使を見つけます。

これだけ聞くと良い話に聞こえますが、しかし彼らの言う天使と私達の知っている天使は随分違っておりまして…

お前のような天使がいるか

横暴な祖父と変わった天使と主人公感溢れる少年…知らない童話を読んでいるようで面白かったです。

無窮の光

荒廃した世界、祖母の意思を尊重し遠地で葬儀を行うから来い、ヒロインは少ないお金でどうにか其処へ向かう。
幼い頃の祖母との思い出、

アンドロイドは電気羊の夢を見るか」のような世界。
荒廃していて生き物がああなっていれば大体そう感じるようなっていますが。

ヨウリンイン

初恋の相手を隠れて眺める少女の話。
少女は小さい頃に「ヨウリンイン」の襲撃で両親を亡くしており、町の人から疎まれ生きてきました。 少女はヨウリンインが再び現れることを知り、町の人たちに話しますが、何を話しても嘘だと決め付けられ信じてもらえません。

某君と○○するRPGばりに「人間なんて汚い…」と呟いてしまいました。 でも人間だし利己主義なのは仕方ないのかな。
自分だってあの人と同じ境遇で、最後らへんの同じ経験したとして、同じ事しないとは言い切れないし。それでももう少しましな行動とると信じたいですが。

春の儀式

すざまじい吹雪の中、険しい山で春を呼び込む儀式を行う少年の話。
いつもなら母親が、母が無理な年は弟が儀式を行っていたのですが、二人揃って病に伏せてしまい主人公にその役目が回ってきました。
狩りには自信があるけど他のことはちょっと…。そんな主人公だからか、重要な儀式だからか。
母はやたら厳しく彼に儀式について教え込んでいます。

吹雪や自分の境遇の怒りながらも儀式を行う主人公、はたして儀式は成功するのでしょうか。

クトゥルフ神話に同じ?似た?名前のがいたような… でもあれは海だったかな、ううむ。

大事な儀式なので仕方ないのかもしれないけど、でも母の言い方きつすぎました。 もっと主人公に優しくしてあげて…。彼が不憫に思えて、同情と応援をしながら読みました。 良かったです。


人間の良さや悪さが鮮やかに描かれていた、よう思いました。
SFもファンタジ-もそうでない普通の話もどれも良かったですが、普通の話のほうがより人間の心を掘り下げているよう思いました。象は可愛い。

ただ「ヨウリンイン」とか読んでいて心が痛くなるなったので、著者の他の作品を読むときは心に余裕があるときにしようと思います。 これだけ象推しておいてあれなんですが、一番好きな話は「春の儀式」でした。

【メモ】20代のうちに考えるべきこと、すべきこと【んな無茶な】

こんばんは、tori1031です。

今日は出版社名に見覚えがあって借りたこの本を。
文房具や手帳の好きな方は「能率手帳」って聞くとわかるかなと思います。

20代のうちに考えるべきこと、すべきこと / 国貞克則

…実は読んだの3ヶ月前です。
学問のすすめ現代訳より前に読んでいます。

いつもに増して自分用メモで、口調も「~だ」になっています。
要約はきちんとできていませんので、詳しく知りたい方は本を読んでください。

メモ一部

常識を疑う

みんながやっているから、それが常識だからと縛られる必要はない。
例えば、夢を無理に持つ必要はない。夢教育が盛んだけど弊害の方が大きいし気にしないように。

勉強する習慣を持つ

  • PDCA
  • 集中
  • こつこつ
  • 地道な努力

効率厨になる道を探すだけでは意味ない。効率も大事だけどまずは実行し継続する。

人脈にこだわらない

自分に役立つ人脈を持つより、役立ちたいと思う人を見つけたほうがいい。

やらなくても大丈夫そうな仕事は放置する

著者は放置推奨しているが疑問。

放置された分期限が短くなっている。仕事を回した人に迷惑かかっている。
せめて放置ではなく、できないと断るべきでは。

自分の強みは自分で分からない

著者は自分で見えるのは自分の外側だけ、周りが内側を見てくれるとしているけど疑問。

自分で見えるのが自分の内側、周りが外側から見た客観的な評価をくれるのでは? 田←こんな感じの四つの窓もそういう内容だった気が。


メモした中の一部なので、他にもまだまだ沢山あります。

著者ははっきりさせるタイプなのか、結構極端な意見や断言口調(?)で書かれているよう感じました。

「著者の言っていることは間違っている」と思われた方もおられるでしょう。
それでいい、いろんな考えがあることを知り、自分がどう生きるべきか考えてほしい。

と書いてあるように、まずは色んな考え方に触れ、
それから「じゃあ自分はここを参考にしよう」と考え方やテクニックをメモ、実践するのが良いと思います。

【ボカロ小説】女学生探偵と偏屈作家【阿破破】

こんばんは、tori1031です。

ボカロの最近の進出っぷりすごいですよね。
CD発売されるだけでもすごいって思っていたのが、ボカロPが割と普通にメジャーデビューするようになり、
楽曲・動画を基盤に小説・漫画・アニメ化…どんどん表に出て行くようになりました。

今までこっそり楽しんでいたものが片っ端から日向に出て行ったり引っ張り出されているようで寂しい、と思うのは古参寄りの懐古厨だからでしょうか。…違うか。

前置きが長くなりましたが、今日は元がボカロ曲なこの小説です。

女学生探偵と偏屈作家 / 文 てにをは、絵 なのり

女学生探偵と偏屈作家 ―古書屋敷殺人事件前夜―

女学生探偵と偏屈作家 ―古書屋敷殺人事件前夜―

「古書屋敷殺人事件」「人形館殺人事件」などの「女学生探偵シリーズ」から誕生した小説です。
元曲は歌詞、ミクの声、動画絵…色々含めて好きです。
古書屋敷殺人事件の動画のラストが大好きだったのに、普通に続いてがっかりしたのは良い思い出です。

CD化で先生の中の人が井上和彦さんになったのには驚きました。

あらすじ

事件に首を突っ込み推理せずにはいられない女学生のひばり。
文化祭の近づいたある日の早朝、彼女は美術部で展示する絵を描こうと学校の屋上へ行ってみました。
そこにはすでに先客がおり、その人は、血を流して倒れていました。
幸い命に別状はなかったものの、屋上だというのに高所から飛び降りたような不可解な大怪我でした。
小さい頃から知り合いの性格のねじまがった作家の久堂に早速事件のあらましを話しますが、毒を吐かれたり、首を突っ込むなと釘を刺されたり…

学校をかき回す謎の人物「エックス」、久堂の原稿に起こった悲劇、幽霊屋敷へのおつかい…

何が起こってどうなったか、ですか?
みなまでゆーなんて興ざめなことしませんよ。

感想

動画の事件一切ないのね(´・ω・`)
と思っていたけど、それは次作でやってるみたいですね。ふむ。

こういう本って動画では描かれていない各キャラの設定がわかるのがいいですね。
ひばりちゃんの色彩センスとか、先生が珈琲豆ばりばりするとことか…
まあ絵師さんのpixivで知れる情報なんですけどね。
ただ喋り方の設定は小説の方が情報量多いです。当たり前か

絵師さんが動画と同じ人だったのは嬉しかったです。
挿絵の中で一番お気に入りは猫耳生やしたひばりちゃんと良い笑顔の同級生の絵です。可愛い。

あとはひばりちゃん先生好きなんだなーってとこで何度か口元が緩みました。
でも推理中にいちゃつく(?)のはやめたほうが良いと思いました。もげろ

気になったところは、文章がところどころ読みにくかったところと、登場人物の謎思考かな。
あくまで個人の感想ですが。

この本が読みにくい、というよりボカロ小説自体が読みにくいと私は思っています。
今回は文章の中に歌詞の一部を混ぜて話を成立させているからなんだろうと思いました。
(他にも会話で「今なんでそんな脈絡のないこと言ったんだろ」ってことが多々ありましたが)

曲に合わせて文字数や響きも考慮して選んだ言葉でも、小説用のストーリーに合わせて差し込まれると合わなくなってしまうのかなと。
元ネタ大事にしすぎて読みにくくなるのは勿体無いですので、次は気にせず書いてほしいです。
まあ、そんな私の文章の方が読みにk…という自虐ネタは置いておいて。

登場人物の謎思考、というより一部女性陣の思考がどうも理解できませんでした。
(屋上で倒れていた女子生徒とか、幽霊屋敷の家主さんの娘さんの最後のほうとか)
余計なことしやがって、とすぐ思う私は乙女心がわからない人間のようです。
ちょっとひばりちゃんに怒られてきます。


いつも異常以上に好きなように書きました。
読み返して、ひばりちゃん、ひばりちゃん言いすぎだと思いました。
でもお下げの可愛い女の子メインだったから仕方ないよね、と開き直る事にしました。
ちょっと推理に失敗しかける可愛い探偵さんや口や性格は悪いけど無駄にイケメンな作家先生が見たい方は是非。

無駄にイケメンと書いたものの、当時の動画で「テニヌのだーねの人に似てる」ってコメント見てるから素直にイケメンと思えなくなってます。
幽霊屋敷のあれはかっこよかったですけどね。