こんばんは、tori1031です。 今日はさくっと読める本です。
フランスの12の怖い昔話
大澤千加
図書館の児童書コーナーで見つけました。表紙のデザインが気に入って中身を見ずに手に取り、30分ほどで読み終わりました。
19世紀から20世紀初期にまとめられていたフランスの民話の中から、訳者の大澤さんが選んだ12話が収録されています。
酔った勢いで幽霊に会いに行ったり、うっかり人間じゃないものを招待したり、悪魔に遭遇したり…
たいてい12時に何かが起こります。日本の丑三つ時みたいなものでしょうか?
シンデレラも12時に魔法が解けますよね。ちょっと調べてもわかなかったので今度調べよう…
個人的に少し怖かった話は以下の二つです。
蝿
突然行われた殺人に唖然としましたが、憑きまとわれて疲れた男の結末は
船長の指輪
死体とともに墓に埋められた指輪が気になって仕方ない。ここまではよくある(?)話なんですが…
墓を掘り返した人物のとった行動と報いにぞっとしました。
登場人物の個性を強調したり、会話を増やしたり、また情景描写を加えるなど、私なりの解釈で物語を膨らませています。 (訳者あとがき)
このおかげで楽しく読めました。
読んでいて、小学生の頃読んだポプラ社の怖い話をまとめた本を思い出しました。
こんな本…あれ。当時読んだ本が見つかりませんでした…
そういう本が好きだった人や、外国の昔話に興味のある方におすすめです。短いですけどね。