こんばんは、tori1031です。今回は、 「ねないこだれだ みたいな題名だな…」 と手にとったこの本です。
ねないこはわたし / せなけいこ
せなけいこさんは絵本作家です。
というか私が釣られた例の本「ねないこだれだ」の作者さんです。
他にも「めがねうさぎ」「いやだいやだ」等、貼り絵が特徴的な絵本を生み出してきた方です。
当書はテーマごとに章題が本のタイトルからついています。
目次
- ねないこ だれだ
- にんじん
- もじゃもじゃ
- いやだ いやだ
- あーんあん
- めがねうさぎ
- ねないこは わたし?
☆
- なぜおばけをチョイスしたか。
- なぜこの話を作ったか。
- どう絵を描くか、どんな素材を使ったか
- なぜ絵本作家になったのか。
- どんな子どもだったか、作家になるとき家族はどう思ったか。
- どうやってその絵本が作られたか。
すごくざっくりまとめるとこんな感じです。
☆
国語でよくある「問:作者の考えを次から選びなさい」がいかに的外れかよくわかりました。
…え? 注目すべきはそこじゃない?
絵本にはかつての自分や自身の子ども、ペットをモデルにすることが多かったそうです。
ただ、物心ついてくるとやっぱ子どもとしては嫌みたいで、兄妹でこんなやりとりがあったそうです。
「いい子にしてないと、またママに本にされちゃいますよ!」
この一文には思わず笑いました。
絵に関しては
貼り絵をどう描くか、どんな素材を用意したか等の話があり面白かったです。
こういう裏話知るのって楽しいですよねえ。
感想
写真多めでページ数が少ないのでさっくり読めます。
絵本制作の裏話や、作者がどう過ごしてきたか、
作者さんの絵やご家族への愛が伝わってくる本でした。
好きなことを楽しんでいる素敵な作家さんだと思いました。
☆
- 絵本作家さんの話が知りたい
- 昔読んだあの絵本の裏話が知りたい
- 昔読んでいないけど気になっていた
こんな方に、絵本が好きな人に是非読んでほしい本です。
おまけ
「ねないこだれだ」は未読なんですけど…(パロディ画像で覚えた)
「くずかごおばけ」は読んだことがあります。
女の子が黒い手に掴まれかかっている絵が怖くて怖くて。
おもちゃが壊れても捨てられない子ども時代を過ごしました。
懐かしいです(遠い目)
すごくよく覚えているみたいな書き方ですが、そのわりに
「自分、ねないこだれだ未読だったのか…」とか
「読んだことあるけど…貼り絵だったっけ?」とか。
自分の記憶力の低下が怖い、という当時絵本を読んだときとは違う恐怖に襲われました。
Oh…